キョジャッキー死を覚悟する

や、やばい、、、たぶん、いや間違いなく、コーヒー液を濃くし過ぎたせいだ。頭はすごい勢いで回転しているのだが、体はすでに痺れていて、体から次第に力が抜けて落ちていった。バスタブとトイレが一緒のユニットバスの床にゆっくりと体が沈み込んでいった。肛門から抜けたコーヒー浣腸の管が床を茶色に濡らしていた。横たわりながら、ああ、もしかして、おいらはここで死んでしまうのか?死ぬってたぶん、こんな感じなのでは、、、命が、ゆっくり身体から抜け落ちていくのがわかった。

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その時ふと、ここで死んだら、第一発見者はなんて思うだろうか、と考えた。「コーヒー浣腸の失敗で、青年死亡!」新聞にはそう書かれるだろうか。ううう、なんてかっこ悪い死に方だ、と思った。おいらをいつも自慢にしていた、死んだじいちゃんはなんて思うだろうか。本物のジャッキーよ、すまん。なぜか、まりっぺのことはもうどうでもよかった。この間僅か数分くらいだと思うのだが、それでも、最後に行き着いた答えは、ここで死ぬのはちょっとまずい!!

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生きなければ!そう、心の奥底で強く念じていた。三途の川が見えかかったそのときに、意に反して、心の底からマグマのようにエネルギーが湧きあがってきたのだ。そのせいかどうか次第に心臓の鼓動はもとに戻りつつあった。体が動き出し、トイレに座り直すと、とにかく今入れたコーヒー液を早く排出しなくてはならない。そのあと、バスタブにお湯をはり、冷えた体温の回復に努めたのだった。

キョジャッキー

キョジャッキー

大学生で1年留年中の身です。身長169cm、体重50kg。慢性的な金欠のため、日々様々なバイトおよび危ない?仕事に精を出す日々ですが、頑張っていきます!