キョジャッキー 九死に一生を得る

おいらはもはや便秘ではない。ここに到達するまでに、さらにいくつかの紆余曲折と試練が待ち受けていたのだが、今では「快食・快便」生活を満喫している。この果実をどうやって得たのかを話す前に、大阪のビジネスホテルに時間を巻き戻す。

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ホテルのトイレで九死に一生を得たおいらは、湯船の中で膝を抱えながら号泣していた。自分でもなぜ涙が出てくるのかがわからなった。ただ、死にかけたことで、今まで、どうしても思った通りにならず、おいらの期待を裏切り続けてきた、このポンコツの体がむしろ愛おしいと思えたのだ。確かに、おいらはいま生きて、ここに存在していた。この体の中に、たしかに「命」が、存在していた。その当たり前の事実に、どうしようもなく心が震えて、涙が止まらなかった。このとき生まれて初めておいらは、自分の中にある、何か、自分を生かそうとする意志みたいなものを感じとったのだった。

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次の日、ホテルをチェックアウトすると、帰りの新幹線までには時間があったので、ふと、昨日お守りを買った、隣の神社に立ち寄ってみた。改めて看板を見ると、神社の名前は、初めて聞く名前で、「サムハラ神社」だった。後に、この神社が大事な意味を持ってくるのだが、このときは、何も知る由はなかった。

キョジャッキー

キョジャッキー

大学生で1年留年中の身です。身長169cm、体重50kg。慢性的な金欠のため、日々様々なバイトおよび危ない?仕事に精を出す日々ですが、頑張っていきます!