オフィスの夏服のおすすめ|冷房の寒さと通勤の汗から決める選び方
この記事の結論
夏だけゆるむ範囲を職場で確かめ、席の位置に合わせた一枚を用意し、通勤の汗は席に着く前に片づけてください。
最終更新: 2026年8月11日
目次30項目
- オフィスの夏の服装は、職場でどこまでゆるむ?
- 会社から出た案内に、期間と範囲が書いてある
- 書かれていないところは、上着を脱いだ状態で決まる
- オフィスの夏は、外の暑さより室内の冷房で困る
- 席の位置で、同じ部屋でも体感が変わる
- 温度は自分では変えられない
- 汗が引くときに体が冷える
- 通勤の汗は、職場に着いてから片づける
- 用意するもの3つと、その置き場所
- 着いてすぐの順番を決めておく
- 汗の量は、歩く速さで変わる
- 夏のオフィス服は、素材と職場の光で見え方が変わる
- 肌に触れる側は吸う生地、外に着る側は乾く生地にする
- ポリエステルは形が保てるが、においが残る
- 職場の照明は、真上から当たる
- 冷房対策の一枚は、職場に置くか持ち歩くかで選ぶ
- 職場に置く一枚は、たたんでしまえる厚みにする
- 持ち歩く一枚は、たたんだ大きさで決める
- 半袖と素足は、オフィスでどこまで出せる?
- 半袖の丈は、腕を上げた姿で決める
- 素足でよいかは、履く靴の形で分かれる
- 素足の日は、靴の内側に汗が残る
- 夏のオフィスでやらないほうがいい3つのこと
- 通勤で着た服のまま、午前中の来客に出る
- 来客用の一枚を、ふだんの冷房対策と兼ねる
- 職場に置いたものを、夏のあいだ入れ替えない
- 汗じみとにおいのクリーニングにかかる費用と日数
- 参考になる料金と、金額が上がる条件
- 日数は、締め切りのほうを先に伝えて聞く
- 夏物は、しまう前に2つに分けて出す
夏のオフィスでは、外と室内で服に求められることが入れ替わります。外は暑く、室内は冷房で冷えます。
そのうえ、冷房の設定を決めるのは自分とは限りません。寒いと感じても、その場ですぐ下げてもらえるとは限りません。
通勤で汗をかく人は、着いた時点で服が濡れています。夏だけは、職場に着いてからの手当てが要ります。
オフィスの夏の服装は、職場でどこまでゆるむ?
夏だけゆるむ範囲は、職場によって違います。 型が決まらないと、夏の範囲も決まりません。型の分け方は通勤・オフィスの服装にあります。
会社から出た案内に、期間と範囲が書いてある
夏のあいだだけ服装をゆるめている職場では、期間と範囲を文書で案内していることがあります。まずそれを探してください。
書かれているのは、多くの場合、上着とネクタイの扱いです。半袖の丈や素足、サンダルまで書かれていないこともあるので、書かれていない部分は次の見方で決めます。
書かれていないところは、上着を脱いだ状態で決まる
夏にゆるむのは、着る枚数が減る方向です。だから基準になるのは、上着を脱いだあとの姿のほうになります。
上着を脱いだときに肩や背中の線がそのまま出るなら、案内に書かれていなくても、その服は夏の範囲の外です。脱いだ状態で成り立つものを先に選び、そこに上着を足すという順にしてください。
オフィスの夏は、外の暑さより室内の冷房で困る
困るのは温度そのものではなく、外との差と、自分では変えられないことです。
席の位置で、同じ部屋でも体感が変わる
席がどこにあるかで、当たる風の量と冷え方が変わります。自分の席がどれに近いかで、用意するものが決まります。
| 席の位置 | 起きること | 足すもの |
|---|---|---|
| 送風口の真下 | 風が首と肩に直接当たる | 肩に掛けられるもの |
| 窓際 | 日差しで暖かく、夕方に下がる | 脱ぎ着しやすい薄手のもの |
| 出入口の近く | 人の出入りで温度が動く | 前が開いて脱ぎやすいもの |
| 部屋の奥 | 風は弱いが、足元に冷気がたまる | 靴下かひざ掛け |
温度は自分では変えられない
家なら暑ければ下げられますが、職場ではその調整が服の側にしか残っていません。
だから夏のオフィス服は、暑い外に合わせた一枚と、寒い室内に足す一枚の2つで考えます。片方だけだと、どちらかの時間帯で困ります。
汗が引くときに体が冷える
濡れた服は、乾くときに体から熱を持っていきます。通勤で汗をかいたまま座ると、そのぶん強く冷えます。
冷房が寒いと感じる日のなかには、温度ではなく汗が原因の日があります。
通勤の汗は、職場に着いてから片づける
用意するものは3つ、かかる時間は5分ほどです。買い足すものはほとんどありません。
用意するもの3つと、その置き場所
- 汗を拭く布かシート
- 替えのインナー1枚。汗を吸う綿のものが扱いやすいです
- 小さくたためる袋。脱いだインナーを入れます
替えのインナーは、机の引き出しかロッカーに置いておきます。毎日持ち歩くと、使わない日も荷物になります。
着いてすぐの順番を決めておく
まず汗を拭きます。次にインナーを替えて、それから席に着いてください。順番を変えると、濡れたまま冷房の下に座ることになります。
羽織りは、汗が引いてから着ます。濡れた服の上に重ねると、乾くのが遅れます。
汗が服に残ったままだと、そこが跡になります。落とし方は汗じみの落とし方にまとめています。
汗の量は、歩く速さで変わる
歩く速さを落とすだけで、かく汗の量は変わります。少し早く家を出て、駅までゆっくり歩いてください。
通勤の間だけ別のトップスを着て、職場で着替える方法もあります。駅までの距離が長い人や、乗り換えで階段を上る回数が多い人ほど向きます。
夏のオフィス服は、素材と職場の光で見え方が変わる
素材で見るのは、汗を吸うか、乾くのが早いか、シワが戻るかの3つです。
| 素材 | 汗を吸うか | 乾くのが早いか | シワが戻るか |
|---|---|---|---|
| 麻 | よく吸う | 早い | 戻りにくい |
| 薄手の綿 | 吸う | ふつう | 戻りにくい |
| ポリエステル | 吸わない | 早い | 戻る |
| 綿とポリエステルの混紡 | ある程度吸う | 早い | ある程度戻る |
素材ごとの性質は素材の知識にあります。
肌に触れる側は吸う生地、外に着る側は乾く生地にする
汗を吸うのは麻と綿です。肌に直接触れるインナーは、この2つから選んでください。
外に着るほうは、乾きの早さとシワの戻りで選びます。1枚で着るなら、吸う側を優先してください。
ポリエステルは形が保てるが、においが残る
シワが戻り、乾きも早い素材です。冷房の入った部屋で一日座っていても、形が崩れにくくなります。
弱いのはにおいです。皮脂が繊維に残るため、洗い直しても戻ることがあります。汗をかいた日のものは、ためずに洗ってください。取れないときの対処は部屋干しの生乾き臭を消す方法にあります。
職場の照明は、真上から当たる
職場の照明は天井にあり、光は肩の上から落ちます。上から当たると肩と背中が明るくなり、そこだけ生地の下が見えます。
夏は生地が薄く、汗で濡れた場所も光を通します。色とインナーの選び方は白い服が透けるときの対処にまとめています。
冷房対策の一枚は、職場に置くか持ち歩くかで選ぶ
一日を職場で過ごすなら置く、外に出る日が多いなら持ち歩く。 どちらかで、選ぶものが変わります。
職場に置く一枚は、たたんでしまえる厚みにする
椅子の背に掛けたままにすると、掛けた形が肩に付きます。そこに埃もたまります。
シワになりにくい生地で、たたんで引き出しに入る厚みのものを選んでください。使わない時間はたたんでしまうと、形もこすれも防げます。 毛玉ができたときの取り方はニットの毛玉の取り方にあります。
洗う回数は洗濯とお手入れの頻度の表が目安になります。ただし汗を吸った夏物は、その表より早く洗ってください。
持ち歩く一枚は、たたんだ大きさで決める
外に出る日は、荷物に入る大きさが先に来ます。大判のストールなら、肩にも足元にも使えます。
夏全体の考え方は夏の服装にまとめています。職場には置くという選択肢があるので、持ち歩くほうは薄く小さくできます。
半袖と素足は、オフィスでどこまで出せる?
上と下で基準が分かれます。 半袖が認められている職場でも、足元は別に見られることがあります。
夏は重ねる枚数が減るので、全身の色が上下の2つでほぼ決まります。その2色の決め方はパーソナルカラー診断、二の腕の出る袖が合うかどうかは骨格診断で確かめられます。
半袖の丈は、腕を上げた姿で決める
座って腕を上げる動作は、一日に何度もあります。立った状態で足りていても、腕を上げると袖は上に動きます。
試着のときに腕を上げてみてください。脇が見える位置まで上がるなら、職場では一段長い袖のほうが落ち着きます。
素足でよいかは、履く靴の形で分かれる
つま先とかかとが隠れる靴なら、素足でも外からは分かりません。かかとの出る靴は、素肌がそのまま見えます。
ストッキングを履くかどうかは、職場の案内と、その日会う相手で決めてください。夏は履かない日が続くので、いざ要る日に手元にないことが起きます。1足を職場に置いておくと足ります。
素足の日は、靴の内側に汗が残る
夏に素足で履くと、汗が靴の内側へ直接入ります。同じ1足を毎日履くと、乾く時間がありません。
2足を1日おきに履き替えてください。職場で履き替える人は、そちらの1足も同じように分けます。
夏のオフィスでやらないほうがいい3つのこと
3つとも、いざという日に手元の一枚が使えない状態になっていた、という結果につながります。
通勤で着た服のまま、午前中の来客に出る
通勤でかいた汗は、着いてすぐには乾いていません。歩いたぶんのシワも入っています。
午前中に人と会う予定がある日は、外に着るものを職場で替えてください。その1枚は持ち歩かず、置いておくほうが確実です。
来客用の一枚を、ふだんの冷房対策と兼ねる
毎日羽織って毎日たたむと、肩と袖に跡が残ります。夏は着る回数が多いぶん、傷むのも早くなります。
冷房用と来客用は分けてください。冷房用は洗える薄手のもの、来客用は形の残るものと役目で決めると、どちらも長く使えます。
職場に置いたものを、夏のあいだ入れ替えない
引き出しに入れた替えのインナーや靴下は、置いたままだと湿気を吸います。
使ったら持ち帰って洗い、乾かしたものと入れ替えてください。しばらく使っていないものも、ときどき入れ替えます。
汗じみとにおいのクリーニングにかかる費用と日数
店に出すかどうかは、その服が来週も要るかどうかで決めます。 夏物は着る回数が多いので、預けたぶんを別の服で埋めることになります。
参考になる料金と、金額が上がる条件
白洋舍は衣料品の料金表で、カジュアルシャツ・ブラウスのドライクリーニングを税込935円と案内しています。スラックスは税込990円、ワンピース(袖なし・半袖・長袖)は税込1,980円です。
ただし同じページに「素材別・高級ブランド・クリスタルはローヤル料金となります」という但し書きがあります。ローヤルの料金はブラウス1,870円、スラックス1,980円、ワンピース3,960円で、おおむね2倍になります。
同じページには別枠のカスタムクリーニングの料金もあり、ブラウスは4,180円、ワンピースは8,030円です。同じ品目名でも、どの区分に入るかで金額が変わります。 汗を抜く洗い方やしみ抜きが別になることもあるので、持ち込むときに合計を聞いてください。
なお同ページには、税抜き価格から消費税を計算しているため、表示金額とレシートの単価は一致しないという注意書きもあります。
日数は、締め切りのほうを先に伝えて聞く
仕上がりまでの日数は、店の混み具合と処理の内容で変わります。だから「何日かかりますか」と聞くより、「この日までに要ります」と先に伝えるほうが早く決まります。
間に合わないと言われたら、その場で減らせる処理がないかを聞いてください。しみ抜きだけ先に受けてもらう、仕上げを簡単にするなど、短くできる余地があることがあります。
夏物は、しまう前に2つに分けて出す
夏の終わりは、まだ着る日と着ない日が混ざります。全部まとめてしまい込むと、汗の残ったものが袋の中で待つことになります。
まだ着るかもしれないものと、今年はもう着ないものを先に分けて、後者から出してください。 皮脂が残ったままだと襟と脇の黄ばみになります。
入れ替えそのものの時期は、日付ではなく気温で決めます。判断の仕方は衣類の保管と衣替えにあります。
よくある質問
- 夏でも職場にジャケットを1枚置いておくべきですか?
- 急な予定がある職場なら、置いておくと助かります。取引先が来る、上の人と外に出る、弔事の連絡が入るといった日は、夏でも一段かたい服装が要ります。置くなら、たたんでも形が戻る生地のものにしてください。長く掛けたままになるので、麻のように折り目が深く入る生地は向きません。
- 冷房の風が直接当たる席です。服のほかにできることはありますか?
- 送風口に付いている羽根の向きを変えられるかを、まず管理している人に聞いてください。動かせるなら、風を天井側へ逃がすだけで当たり方が変わります。動かせない場合は、書類の入った箱や仕切りを風上に置いて、直接当たらないようにする方法があります。席そのものを替えられるかも、あわせて相談してください。
- 職場でひざ掛けを使うのは、だらしなく見えませんか?
- 使っている人がいるなら問題になりません。気になるのは、色柄と置き方のほうです。家で使っているタオルケットや毛布をそのまま持ち込むと、そこだけ生活の道具に見えます。無地に近いものを選び、席を離れるときはたたんで椅子に掛けておくと落ち着きます。
- 半袖の下に着たインナーが、襟ぐりや袖口から見えてしまいます
- インナーの襟ぐりを、外に着る服より広いものに替えてください。袖のあるインナーは袖口から出やすいので、袖のないものか、脇の下まで開いた形にします。肩ひもは、外の服の肩幅より内側に収まる幅のものを選びます。見えるかどうかは、腕を上げた姿を鏡で確かめると分かります。
- 通勤で自転車に乗ります。汗の対策は変わりますか?
- 変わります。自転車は背中と腰に汗が集まり、かばんの当たる場所がとくに濡れます。背負う形のかばんは、背中との間に空気が通るものにしてください。着いてからインナーを替えるだけでなく、外に着る服も通勤用と職場用で分けたほうが確実です。荷台や前かごを使えば、背中の濡れる面積そのものが減ります。
- 職場に置きっぱなしのカーディガンが毛玉だらけになりました
- 椅子の背やかばんとこすれ続けたことが原因です。決まった場所にばかりできるようなら、置く一枚を選び直してください。編み目の詰まったものか、編み地ではない薄い羽織りなら、こすれても表面が起きにくくなります。すでにできたものは取れますが、取ったあとも同じ場所が当たり続けるなら、また出ます。取り方は記事の中でリンクしているページにまとめています。
- 夏の職場で、香りのあるものはどこまで使えますか?
- 決まりを設けている職場は多くありませんが、狭い部屋や会議室では香りが残ります。自分では慣れて分からなくなるので、量は少なめから始めてください。柔軟剤や衣類用のスプレーも、服に残った香りが一日続きます。においが気になって足すのであれば、香りを重ねるより、着替えを1枚用意するほうが職場では通ります。
- 白洋舍「料金表(衣料品)」 https://www.hakuyosha.co.jp/price/clothes/ (2026年8月11日確認)
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